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わたしのすきな場所 vol.2

水の音と色彩豊かな鯉に癒される場所

わたしのすきな場所 vol.2  - 水の音と色彩豊かな鯉に癒される場所

愛称「オアシスパーク」の名で親しまれ、毎日多くの人が訪れる世界淡水魚園。その管理部として、施設管理からイベントの企画運営まで、さまざまな業務を担当しているのは、篠田智誌さん。お好きな場所をお訊きすると、「あんまりお客さんには知られていないんですけどね」とお気に入りの場所に連れて行ってくれました。

水の音に耳をすますと、心がスッと軽くなる

世界淡水魚園という名の通り、この公園は「水」が印象的。メインゲートを入って少し歩くと、海外を思わせる石畳と水路が見えてきます。その水路沿いに、小さな橋で反対側に渡ったところで篠田さんが立ち止まりました。

「ここ、好きなんですよ。ほら、水の流れるいい音がするでしょ。園内は水場が多いので、水の音が聴こえる場所は他にもあるんですけど、ここの音はサラサラとした心地よさがあってね。仕事中に園内をあちこち移動することも多いんですけど、意図的に通りたくなってしまう場所なんです。ここに佇むと心が落ち着く感じがして、リフレッシュできるんです」

この場所は、水族館や観覧車など、都会的な建造物が目立つ園内の中でも、自然を感じる一角。青々とした水辺の植物や苔から水が滴る様子もなんとも美しく、視線を奪われてしまいます。

そして、ふと水中に視線を落とすと、そこには赤や橙や金色の鮮やかな鯉。色鮮やかでサイズも大きな鯉たちが、ゆったりと優雅に泳いでいます。

「ここは、井戸からくみ上げた水が、この水路に流れてくる起点になっている場所で、水がきれいで冷たいんです。だからか、鯉がここに集まってきやすくて。水路の中を自由に泳いでいますから、ここだけにいるわけではありませんが、鯉に特に人気のある場所と言いますか(笑)。100円で鯉の餌の自動販売機があって、よく子どもたちが橋の上から餌をあげているんですけど、実は、鯉はここにたくさんいるんです。ここで餌をあげてみたら、おもしろいと思いますね」

「ここには、チョウザメやナマズも何匹かいるんですよ」と篠田さん。

思わず、「え!チョウザメと鯉って、同居できるんですか?!」と聞いてしまったギフパ編集部員でしたが、後から調べてみると、チョウザメってサメじゃないんですね……!お恥ずかしい!(って、みなさんはご存知でしたか?)なんでも、全体的に形がサメに似ていて、鱗の形が蝶に似ていることから「チョウザメ」と名付けられたそうで、約3億年前から存在した古代魚の一種なのですって。と、好奇心掻き立てられて、うっかりチョウザメについて調べてしまいました(笑)。

「チョウザメは鯉に比べるとどうしても色が暗いので、見つけづらいかもしれないのですが、よくみると数匹はいますので、注目して探してみてください!」 と篠田さん。普段は目にすることができない魚に出会えるのも、この公園の醍醐味です。

毎朝来園者の笑顔に励まされ、またここが好きになる

篠田さんは、世界淡水魚園で働きはじめて約15年。公園のことを知り尽くすベテランですが、開園時間にゲートが開くときの光景は、何年経っても格別だと言います。

「世界淡水魚園は、朝9時半に開園するのですが、ありがたいことに毎朝、オープンを待ってくださっているお客さまがいるんです。しかも、みなさん、こちらがお願いしなくても自主的に列を作って待っていてくださっていて。オープン時間になって、重いゲートを押しあけると、みなさんニコニコとしながら入ってきて、おはようございます!って挨拶をしてくれるんですよ。この瞬間が、すごく好きですね。毎日同じような光景ではあるんですけど、毎朝、素直にうれしいなぁと思いますし、もっとよろこんでいただけるように頑張ろう!って思います」

世界淡水魚園は、楽しいエンタメ施設や飲食ブースも充実していて、遊園地のような華やかさもある公園。でも同時に、ゆったりとすごせる心地よさとアットホームな空気感がある場所でもあります。そんな心地よさがバランスよく存在しているのは、来園者が楽しんでいる姿をあたたかく見守り、よりいい公園にしようと日々奮闘する篠田さんのようなスタッフの方々がいるからかもしれません。

そんな世界淡水魚園は、2019年で20周年。アニバーサリーを記念したイベントも企画している最中とのこと。イベント情報は、世界淡水魚園のホームページでチェックして、足を運んでみてください。