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公園の小さなものがたり vol.2

職員たちが本気でつくる竹とドングリのおもちゃ
〜県営各務原公園〜

公園の小さなものがたり vol.2 - 職員たちが本気でつくる竹とドングリのおもちゃ<br />
〜県営各務原公園〜

県営各務原公園は、子どもたちに人気の公園。平日のお昼間は、お母さんと一緒に訪れる小さい子どもたちが遊具で遊んだり自転車に乗る練習をしたりしていますし、学校が休みの週末や夏休みになると、ゴーカートを目的にやってくる子どもたちで公園内はとても賑やかになります。もちろん、遊具やゴーカートが人気なのですが、その中でひっそりと人気を集めるおもちゃがあるというのです。それは、ゴーカートが走っているコースの内側にポツンと置かれている竹のおもちゃ。この遊具、実は、職員たちから子どもたちへの贈り物なんです。

なぜだか何度もやりたくなるシンプルさが魅力

ゴーカートのコースの内側に、ポツンと無造作に置かれたひとつのおもちゃがあります。そして、その側には、ころんとまるい大小さまざまなドングリがたくさん。
 
縦に割った竹を巧みに組み合わせられているそのおもちゃの上部から、ドングリをいくつか転がしてみると、「カラコロ、カラコロ……」と軽やかないい音。ただ、竹でできたコースをドングリが転がるだけなのに、その様子も音色も心地よくて、拾っては転がし、拾ってはまた転がし。不思議と何度も何度も繰り返したくなってしまいます。

ベテランスタッフが磨き上げるピカピカのお手洗い 〜岐阜県百年公園〜 1

県営各務原公園の所長の船戸泰義さんに、このおもちゃについてお聞きしてみると、驚くことに、この竹を使ったこのおもちゃは、この公園で働く職員のみなさんの手作りだそう。そして、このドングリも、職員のみなさんが、なるべくまんまるな形のものを探してきて、定期的に補充しているというのです。

 

子どもたちのためと言いながら、作るのが楽しくて

「2017年に複合遊具が新しくなったのをきっかけに、遊びに来てくれる子どもたちが多くなったんです。せっかく来てくれた子たちが、めいっぱいここで楽しんでくれたらいいなぁ、と思っていたところに、使い道の決まっていない竹をみつけたんです。それで、なにか子どもたちがよろこんでくれるものを作れたらいいなぁ、と思って。それで、職員のみんなで相談して、おもちゃを作ることにしたんです」
 

ベテランスタッフが磨き上げるピカピカのお手洗い 〜岐阜県百年公園〜 3

「ここにあるのは何代目かなぁ……試行錯誤しながら作っているんですけど、初期よりは随分と進化しましたよ。小さい子どもが、飽きもせずにずーっとここで遊んでるのを見ると、嬉しくてね。実は今、さらに進化させたものを作っているところなんです。職員のみんなであーだこーだ言いながら、真剣に作るのも楽しくてね」
船戸さんは、目を細めてそう話してくれました。

ベテランスタッフが磨き上げるピカピカのお手洗い 〜岐阜県百年公園〜 4

船戸さんの表情を見ているだけで、職員のみなさんの楽しそうな様子が伝わってきます。このシンプルなおもちゃが大人気なのは、作っているときのわくわく感と本気が、子どもたちにも、ちゃんと伝わっているということなのでしょう。
 
「カラコロ……、カラコロ……」
今日も、子どもたちの楽しげな声と共に、素朴な音色が聴こえてきます。

ベテランスタッフが磨き上げるピカピカのお手洗い 〜岐阜県百年公園〜 5