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なにこれ?ギフパ珍百景 vol.2

売店で簡単に買える「若返りの水」
〜養老公園〜

なにこれ?ギフパ珍百景 vol.2 - 売店で簡単に買える「若返りの水」<br />
〜養老公園〜<br />

養老の滝へ向かう途中、飲み物や食べ物を販売する数件のお店が軒を連ねています。どんなものが売っているのかなぁ、と札に書かれた商品ラインナップ。すると、ひとつ気になる商品が……!え、これってもしかして、伝説のアレですか?

飲み物メニューに並ぶ伝説の水

養老と言えば、名水百選でもある養老の滝!せっかく訪れたからには、どうしたって拝んでおきたい名所です。駐車場からゆっくり歩いて滝を拝んで戻ってきたら、ちょっと喉が乾きました。そして、ちょうどいいところにお店が数件。

飲み物のラインナップは、えーっと……ラムネ、いいですね。懐かしい味ね。滝ビール、ほうほう。柿ジュースって、珍しい。あら、ソフトクリームも。そして、若返りの水ね、ふー……ん!?!? え?

わ・か・が・え・り・の・み・ず!?!? (小声)
え、これって、こんなにオープンに売っちゃって大丈夫なんですか?幻の水とか、魔法の水とか、そういうんじゃなくて?!?!
勇気を出して、「あ、あの、若返りの水、ひとつ……ください!」 とお願いすると、
「はい150円ね!」と慣れた様子。
(小声)え、幻の水にしては、安すぎませんか……?
「はい、これね!」

多くの伝説が伝わる養老の水

手渡されたのは、500ミリリットルのペットボトル。 ラベルには、〈 若返りの水、養老の天然水、龍泉の雫 〉。

あー!天然水ですか!で、ですよね!
と、思わず安堵の表情が漏れてしまったところで、一連の流れを見ていた店員さんと視線が合いました。

「ふふふ。そうそう、これね、『日本三大銘水』に数えられている養老の菊水泉のミネラルウォーターなのよ(笑)カルシウムイオンをたくさん含んでいて、身体もよろこぶお水。美味しいわよ」

そして、店員さんはこう続けます。 「でも、若返りの水って呼んでいるのにもちゃんと理由があるの。 今から1300年程前に、養老に竜泉寺っていう村があってね、そこに住んでいたある老夫婦がある日山菜を採りに出かけたら転んでしまってね。で、動けなくなって困っていたら、空から龍が舞い降りて、目から涙を流して去っていったそうなの。その涙を浴びた夫婦は、みるみるうちに怪我もよくなって、無事に帰ることができたんですって。その後、その場所には泉が湧き出ていて、その水を飲んだものは病気もなく、健康で長生きすることができたんですって。それで、その水を龍泉の雫と呼んでいたって言い伝えが今に残っているっていうわけ」

なるほど!それで、この水の名前も「龍泉の雫」なんですね!

「でも、養老の水伝説はまだ終わらないの。 『古今著聞集』によると、716年に天正天皇が養老の美泉を見つけて、手や顔を洗ったら肌が滑らかになったり、痛みが消えたりして、白髪も黒くなったっていう伝説も残っているのよ。あ、ちなみに、養老神社の境内の菊水泉では、毎年3月に『若水取り』っていう行事も行われているの。帰りに寄ってみたら?」

なるほど!養老町って、水の伝説が多く残る場所なのですね。帰りに、養老神社を訪れると、確かに勢いよく湧き出ている菊水泉を発見!

ちなみに、ペットボトルで売っている養老の天然水「龍泉の雫」は、カルシウムとマグネシウムの成分の割合が約1対1でバランスがよく、新陳代謝を促してくれるとされているのだそう。すぐに年齢が若返る魔法の水ではありませんでしたが、美味しく身体にいいという意味では、あながち間違いでもないのですね。 「若返りの水」は、水にまつわる伝説が多く残る養老らしい逸品でした。