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わたしのすきな場所 vol.4

子どもや人生の先輩と触れ合い、リフレッシュできる場所

わたしのすきな場所 vol.4 - 子どもや人生の先輩と触れ合い、リフレッシュできる場所

岐阜県百年公園のレンタルサイクル受付で、週末を中心にアルバイトをするのは、公園近くの大学に通う笠原基さん。地元も岐阜県本巣市とあって、小学生の頃からこの公園内の岐阜県博物館にはよく足を運んでいたのだそう。そんな、笠原さんに、あらためてこの公園の中で特に好きな場所を訊ねてみました。

すきな場所:レンタルサイクル・サイクリングコース
笠原基さん(岐阜県百年公園)

子どもたちの笑顔に癒される

笠原さんが好きな場所として答えてくれたのは、「ここ」。彼の職場である「レンタルサイクル場」でした。
平日は大学の授業があるため、アルバイトは土日が中心とのことですが、ここでのひと時が楽しくて仕方がない、と彼は言います。

「ここは親子連れが多くて、週末は小さい子どもたちもここで自転車を借りて、にこにこしながら楽しそうに乗っているんですね。それを見ていると、こっちまで楽しい気持ちになってしまって。土曜日、日曜日と連続で来てくれた子とは、『まだ来てくれたね!』なんて言葉を交わしたりもして、そういうコミュニケーションも嬉しいんですよ。それに、ストライダーに乗っていたような子が、ここで自転車を借りて初めて自転車に乗れた!みたいな瞬間を目にすることもあって、そういう子どもの成長を目撃できるのも、ここのおもしろさなんですよね」

普段は、ここで自転車を借りる人たちの対応やサドルの調整、パンクの修理などもしているという笠原さん。お仕事中は、ずっとここに?と素朴な疑問を投げかけてみると、「いえいえ、自転車に乗ることもありますよ」とにっこり笑顔で返ってきた。

手作り体験の工房や商店の屋根は見えるものの、畑を挟んでいるからか、来園者の声も全くと言っていいほど聞こえてきません。
耳に届くのは、虫の鳴き声や木の葉が風に揺れる微かな音くらい。賑やかな通りからそこまで離れていないはずなのに、しんと静かでとても不思議な気分になってしまいます。
 
「忙しい時期は特に、この静かな場所で何も考えずにぼーっとしたくなるんです。実は仕事中にも、ほんの少しだけここにやってきて、深呼吸することもありますよ。僅かな時間でも、ここで過ごすとスッキリして、『よしまた頑張ろう!』って思えるんです」
 

四季折々の景色を自転車の速さで

日頃から、園内を頻繁に走っているとなると、サイクリングコースの中でも、きっとお気に入りの景色があるのでは?と、追加で質問をしてみました。
「たくさんありますよ。春なら、桜の木が植わっている通りでお花見を楽しむこともできますし、秋なら、ところどころに紅葉の鮮やかさを感じることもできますしね。ドングリもたくさん落ちているので、子どもたちは袋いっぱいに拾ってきて見せてくれますよ。この公園は、いろいろな植物に囲まれているので、本当に四季の移ろいが感じられるんです。その中を歩くのももちろんいいですけど、もう少し速度がついて肌で風を感じる面積が多くなるのも、気持ちが良くて私は好きなんです」

確かに、速度や目線によって、同じ景色も違って見えてくる。自転車の場合は、速度の中での移りゆく景色を楽しんだり、風と一体化していくような心地よさも感じられるにちがいない。
「南ゲートから北ゲートに向かうロードは、最初ゆるゆるとゆっくり登る感覚があって、最後に爽快に下っていく感じになります。その下り坂が、たまらなく気持ちがいいんです。逆に、北ゲートから南ゲートは、最初がちょっときつい上り坂なのでなんとか頑張って登れば、あとは緩やかな下り坂なので、楽チンです。どちらのコースにも良さがあっておもしろいんです。たまに、煮詰まった時なんかに、学校帰りにプライベートで来て、サイクリングして気分転換することもありますよ。普通の道で自転車に乗っているのとは、気分が全然ちがいますから!」


 

アルバイトのない日でも、ここに来てリフレッシュしたくなるというのだから、よっぽどこの公園が心地よいのでしょう。笠原さんは、ここでアルバイトをはじめて約3年。続ける理由を聞いてみると、「一緒に働いている方との時間も楽しくて」と笠原さんは言います。
「一緒に働いている方はみなさん、私よりもずっと年上で、人生の先輩という感じです。少し落ち着いている時間には、今までしてきた仕事やおもしろい経験の話をしてくれたりして、そういう交流が楽しいんですよね。いろいろなことを教えてくださってありがたいです。この職場が本当に好きなので、あと1年、卒業するまではここでアルバイトを続けますよ」