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わたしのすきな場所

みんなの大切な思い出になる場所

わたしのすきな場所 - みんなの大切な思い出になる場所

各務原公園で子どもたちが安心して遊べるように、安全管理や清掃などのさまざまな業務を行なっているのは、石黒ひろおさん。ここに勤めて15年になるというベテランスタッフです。ここは、交通公園として人気がありますが、複合遊具が充実していたり、広い芝生エリアでのんびり過ごすことができたり、いろいろな側面を持つ公園。その中でも、石黒さんが最もお気に入りの場所は、どこなのでしょうか。

すきな場所:ゴーカートコース・複合遊具エリア
石黒紘朗さん(各務原公園)

子どもたちが真剣に遊ぶ姿を見ていたい

石黒さんにこの公園の中で好きな場所を尋ねると、「うーん……」と悩んだ後

「場所というか、子どもたちが一生懸命に遊んでくれている光景が好きなんですよね」とポツリ。

「遊具が新しくなったので、ここ数年で親子で遊びに来てくださる方も増えて嬉しいんです。以前、ここには砂場がなかったんですけど、遊びに来る方たちからリクエストをもらって、スタッフみんなで作ったんですよ」
 
石黒さんに聞けば、砂場だけではなく、どんぐりを転がして遊ぶおもちゃや交通ルールを学ぶことができるパズルもスタッフの手作りだそう。 「どんぐりの遊具を作ったのは3年くらい前かな。休みの日に紅葉を見に行った先で、どんぐりを転がして遊んでいる子どもを目にして、こういうことが子どもにとっては遊びになるんだなぁと思って。それで、作ってみたんですよ。
 
どんぐりは、丸くて転がりやすいものを集めているんですけど、虫が出ないように冷凍してから塩水につけたものを乾かして、ワックスでコーティングしてって、実は手間暇をかけているんです。パズルは、子どもたちが楽しく交通ルールを覚えられるように、と思って手作りしたものです。真面目に取り組んでくれているのを見ると嬉しくてね」

ここは、ゴーカートなど楽しい遊びを通じて、交通ルールを学ぶことができるのも特徴的。石黒さんも、子どもたちに道路の走り方や信号の見方など、交通にまつわるいろいろなことを指導しています。
 
「できるだけ楽しくわかりやすく教えられるように、と思っています。でも、たまに、ルールを理解した上で守らないっていうヤンチャな子もいるので、そういう場合は、ほんの少し厳しく指導することもありますよ(笑)」
 

みんなの大切な場所であり続けるために

石黒さんが持ち歩いている携帯電話には、万歩計の機能がついています。公園でお仕事していると、1日にどのくらい歩くのか訊ねてみると、「1万歩はあるていますね」と即答! この日も、午前中で既に5900歩ですから、いかに石黒さんが公園内を足で歩いて、いろいろな業務をしているのかがわかります。

「まず、朝出勤したら、公園の中を一周するんです。ただ、歩いているのではなくて、子どもたちが遊んだり、お年寄りがウォーキングしたりするときに危ない枯れ枝を拾ったり、倒木がないかをチェックしたりね。公園内の植物の手入れもしているんですけど、芝生広場のところにある藤棚なんかは、毎年、梯子で上に登って手入れをするんです。大変だったなぁとか、そういう思い入れがあると、愛おしくもあって。休憩中には、ついそういう植物を眺めて、いろいろ思い出しながらのんびりしています」
 
 


 

四季で花を咲かせる植物や木の種類など、公園内の植物にも詳しい石黒さん。それは、お客様とのコミュニケーションのためでもあるのだそう。

「お客様に植物のことを聞かれることもあるので、答えられるようにスタッフのみんなで協力しながら覚えています。名前を覚えるのは苦戦することもありますけど(笑)、調べたり本を読んで勉強するのはおもしろくて。お客様の方が詳しくて教えていただくこともあるんですけど、そういうコミュニケーションも楽しいですね。ちなみに、ここは、春にはソメイヨシノやヤマザクラなど、5、6種類の桜が咲くのがきれいですし、秋にはカエデや紅葉、メタセコイア、ナンキンハゼが色づいて美しいですよ」
 
 

ゆっくりと公園を案内し終えると、「そういえば見せたいものがあるんです」と石黒さん。事務所に保管されているファイルを取り出して、見せてくれました。 「これ、職場体験でここに来てくれた子どもたちのお礼の手紙なんです。小さい頃からここで遊んでくれている子が、職場体験としてここを訪れてくれると、その成長を感じて嬉しくなってしまいます。この手紙も、ほらこんなに丁寧によく書いてくれていて、びっくりしますよ」
 
 

そして、手紙を眺め目尻を下げながら、石黒さんはこう続けます。 「ここで遊んでくれている子どもたちにとって、この公園は思い出の場所になるんですよね。いろんな人の大切な場所だから、この公園をきれいにしておきたいと思いますし、安全に遊べる場所であるように管理もきちんとしていきたいんです。一生懸命遊ぶ彼らの顔を思い浮かべたら、掃除にも気合が入りますよ!」