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わたしのすきな場所 vol.7

いつまでもわかりきれなくて、いつ来ても新しい発見がある場所

わたしのすきな場所 vol.7 - いつまでもわかりきれなくて、いつ来ても新しい発見がある場所

岐阜県百年公園は、木々や植物など、大自然の季節の表情に出会える場所です。春にはさまざまな植物が華やかに花を咲かせ、新芽が顔を出し、生命力溢れる新緑が公園を包みます。そして、秋になると葉が彩り、また違った表情を見せてくれます。この公園のスタッフ 庄司佐知子さんも、ここでの仕事をきっかけにそんな植物の美しさに魅せられてしまった一人です。

すきな場所:公園内のあちらこちら
庄司佐知子さん(岐阜県百年公園)

好奇心を刺激されて植物図鑑をめくる

今回お話をうかがったのは、この公園で働きはじめて約10年という庄司佐知子さん。この日、彼女が担当していたドッグランとグランドゴルフの受付にうかがうと、その近くには小さな白いお花がたくさん咲いていました。

「このお花、かわいいでしょ。スズランみたいで。ドウダンツツジだと思うのよね。うん……この本によると……ほら、これこれ」

そう言って、ポケットサイズの植物図鑑を手に取ります。ページにはメモが書かれていたり、ページの角が折られていたり、普段から植物を調べられているのがよくわかります。
 

「なんだろうって思ったら、こうして本で調べるの。知識は全然ないのよ。手帳にちょちょっと書いておくんだけど、すぐに忘れちゃうの(笑)。でも、また気になったら調べればいいから!」

そんな、植物好きで勉強熱心という印象の庄司さん。ずっと前から植物がお好きだったのかと思えば、5年程前まではそこまで興味がなかったのだそう。
 
「働き始めて5年くらいはテニスコートや駐車場の担当だったので、入り口付近から動くことがなくて。でも、6年目くらいから担当が変わって、自転車の貸し出しだったりドッグランだったり、公園の奥の方まで移動する機会が増えたんです。そうしたら、移動中にいろいろな植物を目にするでしょう。季節によって表情も違うから、そういうのを見るのが楽しくてね!」 特にお好きな植物や時期をお聞きしてみると、さすがは公園の植物を知り尽くしている庄司さん。次から次へとお勧めが出てきます。
 

「4月はコシアブラが出てくるのが楽しみ。初夏は、やっぱり菖蒲と紫陽花ね。あとは、博物館から上に上がったところの右側にヤマユリも咲き始めるのが楽しみなの。秋になると、北口の事務所の前にあるメタセコイアとか、テニスコートの近くのモミジバフウもきれい。事務所の側に咲いてるヤバボウシとか、鑑賞池の側のハンカチの木も見て欲しいわ!見てもらいたいものがいっぱいあるのよ!」

楽しいおしゃべりの中心は季節の植物のこと

お好きな時期をお聞きしてみると、「4月頃かしら」と庄司さん。

「いろいろな芽が出てきたり、花が咲いたり、春って嬉しくなるわね。 あ、いい風。風が吹くと、葉っぱが揺れたりして気持ちがいいわね」 ふわーっと通り過ぎたやわらかい風にも、庄司さんの心は踊ります。

そして、「お仕事は楽しいですか?」とシンプルな質問をしてみると、「楽しいわよ!とっても!」と即答。

「顔見知りのお客さんもたくさんできたから、会えば挨拶を交わしたりおしゃべりしたり。植物のことが詳しいかたもいらっしゃるから、情報交換したりね。一緒に働いているスタッフのみんなとも仲良し。若い方とのおしゃべりも楽しいわよ。あとは、あの花の咲き具合はどう?なんて、見頃を教えてもらうこともあるしね。上田さんっていうベテランのスタッフも、植物に本当に詳しいから、いろいろ教えてもらうこともありますよ」

最後に、この公園の魅力をあらためて聞いてみると、こんな答えが返ってきました。 「そうね、サイクリングコースがあることじゃないかしら。私は、自転車で移動することはあまりないけど、周りの植物を楽しみながらサイクリングコースを走るって、とっても気持ちがいいし楽しいと思うのよ。今の時期は、サイクリングコース沿いに黄色いかわいらしいお花がたくさん咲いていて、とってもきれいよ。風に揺れたりして、その感じもかわいらしいの。ぜひ見に行ってみて!」
 

 
サイクリングコースに行ってみると、教えていただいた通り、黄色い可憐な花が風に揺れていました。庄司さんが、にっこりとやさしい表情でこの花を見ている姿も見えた気がしました。